SF映画などで、目を機械にスキャンさせて扉を開ける...、といったシーンを観たことはないですか?
目がカギやパスポートの代わりになるなんて、遠い未来の話だと思っている人も多いかもしませんが、実は、もうすでに海外の入国審査などで実際に使われているのです!
でも、目をスキャンするなんて、一体どういう仕組みになっているのでしょうか?
目の瞳孔の周りには、網膜に入る光の量を調節する「虹彩」と呼ばれる薄い膜があります。
ここは、指紋と同じようにひとりひとり固有の模様があるため、虹彩をチェックすれば、それが誰だか特定できるというワケです。
これは「虹彩認識」と呼ばれ、生体認識のひとつとして、さまざまな場所で使われるようになってきています。
現在では、まだ特殊な場所でしか見かけることはできませんが、いずれ虹彩認識が一般的になって、家や自転車などのカギ代わりに使われるようになれば、「カギをなくして困った!」なんて、慌てふためくこともなくなるのかもしれませんね。