毎日見ているはずのコンビニの看板や道路の標識。いざ、描こう!と思っても、正確に描くことができる人って意外と少ないのではないでしょうか?
これは、人間は目に映るものを見ているのではなく、脳が意識するものだけを選んで見ているからなのです。
みなさんは、世界のおもしろい実験に贈られる「イグノーベル賞」を受賞した『見えないゴリラ』という実験を知っていますか?
男女6人が白シャツチームと黒シャツチームの2チーム3人組に分かれ、バスケットをしている映像を視聴する中で「白シャツチームが合計何回のパスを回したか」を数えるという実験です。
実はこの映像中、黒色のゴリラの着ぐるみを着た人(!)がパス回しの真ん中を横切るのですが、白シャツチームのパス回しに夢中な私たちは、ゴリラの存在になかなか気づくことができません。
「集中すると周りが見えなくなる」とは、まさにこのこと。
逆に「視野を広げる」には、いろんな物事を"意識して"見ようとすることが大切なんですね。