プロのコンサルティングスタッフがしっかりサポート 大切な瞳のことだから相談して決めたい!遠近両用レンズもアイシティへ

専門ドクターが語る 遠近両用コンタクトレンズのメリットは?

早めの対策がポイント!

加齢に伴う目の衰えはどなたにも訪れて、それを老視といいます。眼鏡もコンタクトも遠近両用タイプを使いこなすには慣れが必要です。慣れるために必要な時間は個人差がありますが、初期の老視からスタートすると早く慣れることができます。早くスタートしたために目が悪くなる、といったことはありませんのでご安心下さい。

これは加入度数と呼ばれる老視の度数が弱いほど、遠くと近くの度数の差が少なく、違和感が少ないためです。

老視は6~10歳ころから始まる?!

調節力のピークは6~10歳と言われています。
(※1)つまり加齢に伴う目の衰えの始まりはそのころからともいえます。

眼を酷使する現代では40代の方でもパソコン作業での眼の疲れや、暗いところでの見づらさを感じるようになったら、老視のサインかもしれません。

医療法人涼悠会梅北眼科 野﨑真世院長

遠近両用コンタクトレンズの仕組み

遠近両用コンタクトレンズは、同心円状に遠くの度数と近くの度数が分布しています。このレンズを装用すると、2つの原理によって遠くも近くもバランスよく見えるようになります。

一つは焦点深度拡張という、ピントが合っている範囲を広げる仕組みです。これによって、コントラストが少し犠牲になりますが、遠くから近くまで見える範囲を広げることが出来ます。

遠近両用コンタクトレンズの仕組み

もう一つは誰でも生まれつき備わっている、輪郭強調特性というものの輪郭をはっきりさせる仕組みです。(※3)

遠近両用コンタクトレンズを装用した時、この仕組みにより低下したコントラストをはっきりとさせることが出来ます。

つまり、遠近両用コンタクトレンズとは、ピントが合っている範囲を広げることと、脳の仕組みの二つの原理で遠くも近くも見えるようになるということです。

遠近両用眼鏡との違い

遠近両用の眼鏡レンズはレンズ上方で遠くにピントを合わせ、下方で近くにピントを合わせる仕組みです。遠近両用コンタクトレンズと比較して、コントラストの低下は少ないのですが、遠くと近くの度数が変化する部分で発生する「ゆれ、ゆがみ」という現象により、像が歪む、レンズを通して見た位置が実際と違って見えるなどの現象が起きます。

医療法人涼悠会梅北眼科 野﨑真世院長

眼鏡もコンタクトも、快適に見るための道具に過ぎません。それぞれに長所と短所があります。

老視のサインに気付いたら、ぜひ眼科医にご相談ください。

【参考文献】

(※1) 米国式21項目検査入門―視機能の検査と分析 近代光学出版社 1983/7 津田 節哉 (著)
(※2) 眼はなにを見ているか―視覚系の情報処理 (平凡社 自然叢書) (日本語) 1988/8/1 池田 光男 (著)
(※3) 三次元世界に生きる―二次元から三次元を作り出す脳と眼 メディカル葵出版 2018/12/1 雲井 弥生 (著)

医療法人涼悠会梅北眼科 野﨑真世院長
医療法人 涼悠会 梅北眼科
野﨑 真世 院長
平成18年、北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院眼科勤務を経て、平成26年7月より小児斜視眼科外来責任医師として眼科医療に従事。
日本眼科学会認定眼科専門医、日本神経眼科学会、日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会にて最先端の眼科医師としてご活躍
平成29年4月から 医療法人 涼悠会 梅北眼科 院長
※年間数万人のコンタクト患者診療

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