
夢の中でしつこく追いかけられたり、高い場所から落ちたり、何か大切なものを失ったり…そんな怖い経験をしたことはありませんか。通常の夢と違い、悪夢は覚醒後も鮮明な記憶として残っていることが多いです。まるで現実のような臨場感さえ覚えることもあります。悪夢から覚醒したとき、実際にドキドキして心拍数が上がったり、汗をかいたりすることもありますよね。
悪夢を見る人には、どんな傾向があるのでしょうか。実は、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の方が悪夢を見ることがわかっています。なかでも特に多いのは、次の5つのタイプです。
(1)3歳~6歳くらいまでの幼児期の子ども。
(2)ストレスや不満、怒りの感情を持つことが多い生活を送っている人。
(3)過去にトラウマを抱えている人。
(4)感受性が高く、日中はクリエイティブな仕事をしている人。
(5)感情のアップダウンが大きい性格の人。
前述のような人は、夢の内容が生き生きとして鮮明になる傾向があります。
悪夢を見てしまう理由は、人それぞれですが、もしも毎週のように悪夢を見るなど、頻度が高い場合は放置しない方が良いでしょう。なぜなら悪夢が多くなると睡眠の質が下がって、疲労感を溜めたり、日中の思考力を低下させてしまうからです。また、眠ることが怖くなり、不眠になってしまうケースもあります。悪夢の悩みは、心理相談やカウンセリングの治療対象になることを知っておいてください。

それでは、どうしたら悪夢を避けられるのでしょうか。私がお勧めするセルフケアは次の3つです。
(1)「なぜ自分は悪夢を見るのか」というストレスの原因を見つけること。
(2)「怖い夢を見た」ことをアウトプットすること(人に話す、日記に書くなど)。
(3)就寝前に深呼吸や瞑想、ストレッチをする。好きな絵や写真を眺めるなど、自分なりのリラックスルーティーンを作ること。
ちなみに、悪夢は人間にとって決して「無意味」なものではありません。夢は、「無意識的な心」と「意識的な身体」を繋げる役割を持つもの。なので、夢を親しい人と共有したり、自身と向き合うきっかけにすることをお勧めします。悪夢は本当に嫌なものですが、せっかくなので心身の健康のため、積極的に使いましょう。
Photo by pixta
さて、次回は「知的に見えるのはどんな人? スマートな印象の心理学」についてお教えします。お楽しみに!

夢の中でしつこく追いかけられたり、高い場所から落ちたり、何か大切なものを失ったり…そんな怖い経験をしたことはありませんか。通常の夢と違い、悪夢は覚醒後も鮮明な記憶として残っていることが多いです。まるで現実のような臨場感さえ覚えることもあります。悪夢から覚醒したとき、実際にドキドキして心拍数が上がったり、汗をかいたりすることもありますよね。
悪夢を見る人には、どんな傾向があるのでしょうか。実は、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の方が悪夢を見ることがわかっています。なかでも特に多いのは、次の5つのタイプです。
(1)3歳~6歳くらいまでの幼児期の子ども。
(2)ストレスや不満、怒りの感情を持つことが多い生活を送っている人。
(3)過去にトラウマを抱えている人。
(4)感受性が高く、日中はクリエイティブな仕事をしている人。
(5)感情のアップダウンが大きい性格の人。
前述のような人は、夢の内容が生き生きとして鮮明になる傾向があります。
悪夢を見てしまう理由は、人それぞれですが、もしも毎週のように悪夢を見るなど、頻度が高い場合は放置しない方が良いでしょう。なぜなら悪夢が多くなると睡眠の質が下がって、疲労感を溜めたり、日中の思考力を低下させてしまうからです。また、眠ることが怖くなり、不眠になってしまうケースもあります。悪夢の悩みは、心理相談やカウンセリングの治療対象になることを知っておいてください。

それでは、どうしたら悪夢を避けられるのでしょうか。私がお勧めするセルフケアは次の3つです。
(1)「なぜ自分は悪夢を見るのか」というストレスの原因を見つけること。
(2)「怖い夢を見た」ことをアウトプットすること(人に話す、日記に書くなど)。
(3)就寝前に深呼吸や瞑想、ストレッチをする。好きな絵や写真を眺めるなど、自分なりのリラックスルーティーンを作ること。
ちなみに、悪夢は人間にとって決して「無意味」なものではありません。夢は、「無意識的な心」と「意識的な身体」を繋げる役割を持つもの。なので、夢を親しい人と共有したり、自身と向き合うきっかけにすることをお勧めします。悪夢は本当に嫌なものですが、せっかくなので心身の健康のため、積極的に使いましょう。
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さて、次回は「知的に見えるのはどんな人? スマートな印象の心理学」についてお教えします。お楽しみに!