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#コンタクト基礎知識

期限切れのコンタクトレンズは使用NG!期限と期間の違いや危険性を解説

公開日│2023.03.29

未開封の使い捨てコンタクトレンズとケア用品
コンタクトレンズがいつまで使えるのか確認しよう

久しぶりに使い捨てコンタクトレンズを使う機会ができたとき、以前使っていたレンズの余りがあると、「このレンズ、まだ使えるのかな?」と思うことはありませんか。

コンタクトレンズは消耗品なので、使えるなら有効活用したいところです。この記事では、コンタクトレンズの期限や期限切れコンタクトレンズの危険性、処分方法について解説します。

コンタクトレンズの使える期間を確認しよう

机に置かれた7月のカレンダーと青い手帳
コンタクトレンズに関する期間は「使用期間」と「使用期限」の2つ

目の状態は日々変化しているため、しばらくコンタクトレンズを使っていない方は眼科を受診してから使用を再開するのが一般的です。とはいえ、手元にある未使用のコンタクトレンズと度数や規格が同じなら「レンズは買わなくて良いのでは?」と考えることもあるでしょう。

使い捨てコンタクトレンズは未開封の状態で保管できる期間が決まっているため、以前購入したものは使用できないかもしれません。コンタクトレンズには「使用期間」と「使用期限」があるので、レンズを使う前に2つの言葉の意味を確認しましょう。

使用期間とは

使用期間とは、開封した使い捨てコンタクトレンズが何日間使用できるかを示すもので、1Day・2Week・1Monthといった期間が該当します。

1Dayは開封した日の装用可能な時間のみ、2Weekは14日間、1Monthは30日間で交換します。2Weekの場合、毎日使用しなくても開封した日から14日間しか使えません。交換日を忘れないように、カレンダーやスケジュール帳で管理することをおすすめします。

なお、1Dayタイプは一度外すと再度装着はできません。同じ日でも1度外したものは捨てましょう。

使用期限とは

使用期限とは、未開封の状態で保管できるレンズの期限です。正しく保管すれば、期限内のレンズの有効性や性能が保証されます。レンズの箱や容器のEXPに日付が記載されており、期限を過ぎたレンズは未開封でも使用できません。

レンズのお手入れに使用する洗浄液といったケア用品も使用期限があります。使用期限を過ぎた商品は使用できないため、事前に確認しましょう。

長期使用レンズの寿命は眼科医に確認しよう

コンタクトレンズには、使い捨てタイプの他に長期使用タイプもあります。長期使用タイプは使用期間や使用期限がないため、同じレンズを長く使えば使うほど経済的です。とはいえ、永遠に使えるわけではなく、傷や変形、破損が原因で交換する傾向があります。

交換時期の目安は、ハードレンズが2年~3年、ソフトレンズが1年~1年半です。ただし、個人差があるため、眼科で定期検診を受ける際にレンズも確認してもらうと良いでしょう。

期限切れのコンタクトレンズの危険性

顎に手を当てて考える女性の学生
期限切れのコンタクトレンズの危険性を考えてみよう

コンタクトレンズは消耗品です。使用期限が切れたレンズが手元にあると、捨てるのはもったいないと感じるかもしれませんが、古いレンズは絶対に使用しないようにしましょう。ここでは、期限切れのコンタクトレンズの危険性について解説します。

性能が低下する恐れがある

目は酸素を必要とするため、コンタクトレンズは酸素を通しやすいように作られています。コンタクトレンズ素材がどれだけ酸素を通すかを示すのが「酸素透過係数(DK値)」で、DK値をコンタクトレンズの厚みで割ったのが「酸素透過率(DK/L値)」です。酸素透過率が高いほど多くの酸素を通します。

ただし、あくまで使用期限内に使う場合の数値で、期限切れのレンズの品質は同様とは限りません。期限を守らずに使うと、角膜障害といったトラブルを起こす恐れがあります。

目を傷付ける可能性がある

使い捨てコンタクトレンズは、使用期限を超えて使えるようには作られていません。使用期限を過ぎて使用すると安全性や耐久性に問題が生じ、破れたレンズで目が傷付く恐れがあります。

コンタクトレンズは安全テストを行った上で管理されていますが、製品に記載されている使用期限内であることが前提です。「未開封だしまだ使えそう」と思う方もいるかもしれませんが、使用期限や使用方法は必ず守りましょう。

期限切れしたコンタクトレンズ用品の捨て方

未開封コンタクトレンズとレンズケース
期限切れのコンタクトレンズとケア用品の捨て方とは

期限切れのコンタクトレンズは使用できないため、正しい方法で処分しましょう。近年は環境へ配慮した取り組みとして、アイシティではリサイクル活動も推進しています。使えなくなったコンタクトレンズをただのゴミにするのではなく、リサイクルすることでエコに貢献してみてはいかがでしょうか。

コンタクトレンズのゴミは分別して捨てよう

コンタクトレンズから出るゴミは、レンズとブリスターケース、ふたです。多くのふたはアルミ製で、レンズとともに燃えるゴミや不燃ゴミとして捨てます。

ブリスターケースはリサイクル可能なプラスチック容器です。再利用できるのはレンズやふたが残っていない空ケースのみなので、きれいに取り除いた状態で処分しましょう。ただし、分別方法は自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールをご確認ください。

アイシティでは、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを集めてリサイクルするecoプロジェクトに取り組んでいます。資源の再製品化だけでなく、リサイクルによって得られた収益は視力を取り戻す活動に寄付しています。下記ページをご確認の上、ぜひご参加ください。

ケア用品も素材を確認して分別しよう

しばらくコンタクトレンズを使っていないと、レンズケースや洗浄保存液も古くなります。レンズ同様、処分する際は正しく分別しましょう。

商品によって使われている素材はさまざまです。パッケージに記載された分別マークを確認し、自治体の分別方法に従って破棄しましょう。洗浄保存液を例に挙げると、外箱は紙製容器包装、ボトルはプラ容器包装で、どちらもリサイクル可能な資源です。

コンタクトレンズの疑問はアイシティで解決しよう

スマホを触りながら歩く女性
コンタクトレンズの相談はアイシティへ

久しぶりにコンタクトレンズを使おうと思ったものの、レンズの買い方や生活スタイルに合ったレンズの選び方が分からない。そんな疑問を解決したいなら、ぜひ最寄りのアイシティの店舗へ足をお運びください。コンタクトレンズ専門店ならではの豊富な知識を持ったスタッフが質問やお悩みにお答えします。

専門知識を持ったスタッフが丁寧にサポート

アイシティは国内に300以上の店舗があるコンタクトレンズ専門店です。駅の近くやショッピングセンター内といった便利な場所に多くの店舗があります。購入以外の来店も歓迎しているため、コンタクトレンズに関するご相談だけでも構いません。

最寄りの店舗は下記店舗検索ページから確認できます。駅名や住所、「最寄り駅から5分以内」といった条件を指定した検索にも対応していますのでご活用ください。

らくらくWeb登録で「初めて」をよりスムーズに

アイシティの「らくらくWeb登録」は、初めてのお客様によりスムーズに店舗をご利用いただくためのサービスです。来店前に登録し、発行された仮会員証番号を来店時にご提示ください。登録申込書の記入が不要になり、コンタクトレンズやケア用品をお得に購入できます。

スマホやパソコンで24時間いつでも登録OK。空き時間に登録してみてはいかがでしょうか。ただし、一部店舗ではらくらくWeb登録や割引が対象外です。まずは下記ページからご利用予定の店舗の最新情報をご確認ください。

まとめ

本やノートを抱えてリュックを背負った笑顔の女性
期限切れのリスクを知った上でコンタクトレンズを正しく使用しよう

コンタクトレンズの使用期限とは、未開封の状態で使用可能な期間です。使用期限内であれば、レンズの有効性や性能が保証されます。期限切れのコンタクトレンズは使用できないため、久しぶりに使う際は期限が切れていないかを必ず確かめましょう。

コンタクトレンズを再開するか迷っている方や眼科を受診する前に相談したい方は、ぜひ最寄りのアイシティの店舗にお越しください。専門知識が豊富なスタッフがコンタクトレンズのお悩み解決をサポートします。

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