コンタクトレンズでよく聞く、BC(ベースカーブ)やPWR(度数)など、よくわからない。という方も多いと思います。
ここでは、コンタクトレンズの各部名称をご説明します。
製品パッケージに記載されている表記をご説明します。
・パワー(PWR/P/D/SPH)…レンズの度数です。
・シリンダー(CYL/CY)…乱視の度数です。
・アクシス(AX/AXS)…乱視の軸度です。
※メーカーや製品によって表記の仕方は異なる場合があります。
コンタクトの各名称をご説明します。
レンズのカーブ(レンズ内面の曲率半径)
ハードコンタクトレンズでは個々の角膜に合わせて0.05mm刻みなど細かい設定がされているものが多く、ソフトレンズは柔軟性があるのでカーブの種類は多くありません。どちらもベースカーブ(BC)と角膜がきちんと合っていることはとても重要です。
レンズのカーブ(レンズ外面の曲率半径)
フロントカーブはベースカーブ(BC)、度数、屈折率などの要素で自動的に決まります。近視用レンズではベースカーブ(BC)より緩やかに、遠視用レンズでは、ベースカーブ(BC)よりきついカーブになります。
レンズ直径のこと。単位はmmで表します。
ハードコンタクトレンズでは角膜より小さく、ソフトレンズでは角膜より大きくなります。角膜の大きさも個人差がありますので、ベースカーブ(BC)と同様にレンズ径が角膜サイズにきちんと合っていることはとても重要です。
レンズの中心部の厚みのことをいい、単位はmmで表します。
同じ素材同士であれば厚みが薄いほど酸素を透過しやすくなります。
レンズ光学部のこと。この範囲のみ良好な視力が得られます。
コンタクトレンズの周辺には薄く仕上げるための加工が施されていますが、この部分にレンズのはたらきはありません。そのためコンタクトレンズの光学部と瞳孔がきちんと合っていないと良好な視力が得られないことがあります。
レンズ後面周辺部で、光学部よりカーブをゆるやかにした部分です。コンタクトレンズの動きをスムーズにし、角膜とレンズの間の涙液交換を促す働きがあります。
コンタクトレンズのベベルは角膜からわずかに浮き上がることでこの涙液交換のはたらきを促しています。ベベルの高さや幅は100分の数ミリほどしかありませんが重要な役割を持っています。
コンタクトレンズ周辺部の先端部分。
角膜や結膜を刺激しないように丸く仕上げられているものが多いです。
エッジの厚みや角膜からの高さによって装用感が大きく変わることがあります。またエッジが薄すぎると破損の原因となることもあります。
同じ度数や同じBC(ベースカーブ)でも製品によって違いがあるんですね。
コンタクトレンズと同様に、ひとりひとりの瞳もさまざま。きちんと眼科医の指示を受けて使用することが大事ですね。
アイシティではお客様の眼の健康を考え、眼科医の処方(指示書等)に基づいてコンタクトレンズを販売しております。
お得なクーポンもございますので、ぜひご利用ください!
※ご来店いただいたお客様には、お近くの眼科をお知らせいたしておりますので、ご来店の際には健康保険証をご持参ください。
コンタクトレンズはどのように作られているの?次のページ【製法】では、コンタクトレンズの製法についてご説明します。
- ●コンタクトレンズご使用の前には、必ず添付文書をよく読み、表現や内容でわからないところがあれば必ず眼科医に相談し、よく確認してからご使用ください。
- ●添付文書は大切に保管してください。
コンタクトレンズは眼に直接のせて使用するものです。
コンタクトレンズの取扱い方法を誤ると、角膜潰瘍などの重い眼障害につながることがあります。
また、治療せずにそれを放置すると失明してしまうこともあります。
コンタクトレンズを安全に使用するために、添付文書をよく読み眼科医の指示に従い正しい取扱い方法を守ってください。
- ●装用時間を正しく守ること。
- ●取扱い方法を守り正しく使用すること。
- ●定期検査は必ず受けること。
- ●装用前にはコンタクトレンズに異常がないか確認をして、異常のある時には装用しないでください。
- ●少しでも異常を感じたら、直ちに眼科医の検査を受けること。