# コンタクトの悩み・疑問
コンタクトをつけているのに「近くが見えない」と感じるときの原因と対策
-
公開日│2023.06.28

コンタクトレンズをつけているのに「近くが見えにくい」「スマホの文字がぼやける」といった状態を放置すると、目のトラブルにつながることがあります。
この記事では、コンタクトレンズをつけていても近くが見えにくいときの原因と対策を紹介します。コンタクトレンズ装用時の見え方に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
コンタクトをつけているのに近くが見えない原因とは?

「コンタクトレンズをつけているのに近くの物がよく見えない」という場合、考えられる原因はふたつあります。ひとつは、コンタクトレンズの度数が合っていないこと、もうひとつは老眼が始まっているケースです。
コンタクトの度数が合わなくなった
コンタクトレンズは視力を補正するための高度管理医療機器で、度数が合わないと正しくピント(焦点)が合いません。
人が物を見るとき、目に入った光は角膜や水晶体で屈折し、網膜上に像を結びます。「目が良い」とは、5メートル以上離れた物をピント調節なしでもはっきり見ることができる「正視」の状態です。
一方、正視以外の見え方を屈折異常といいます。屈折異常には、遠くが見えにくい「近視」やピント調節の負担が大きく目が疲れやすい「遠視」の他、物がぶれたり二重に見えたりする「乱視」があります。
いずれも度数が合わないコンタクトレンズでは正しく補正できません。そのため、近くが見づらかったり、ぼやけて見えたりすることがあります。
老眼が始まっている
老眼とは、加齢により目のピント調節機能が低下し、近くの物が見えにくくなった状態です。一般的に老眼は40歳頃に出始め、60歳くらいまで進行します。
目が疲れやすい、細かい文字が読みにくい、薄暗い場所で物が見えにくいなどは、老眼によくある症状です。コンタクトレンズをつけているのに近くが見えにくい場合、老眼が進んでいる可能性があります。
近くが見えにくいと感じたときは

「コンタクトレンズの度数が合わない」「見えにくい」といった違和感があれば、すぐに眼科を受診します。見えにくい原因はさまざまです。自己判断は避けましょう。
視力や目の状態は日々変化するため、自覚症状がなくても定期的に眼科を受診し、自分の目に合ったコンタクトレンズを使用することが大切です。
コンタクトレンズの種類や度数を変更する際は、眼科医による処方(指示書等)が必要なことも覚えておきましょう。
老眼にもおすすめの遠近両用コンタクト

老眼で近くが見えにくい場合、遠近両用コンタクトレンズに切り替えてみてはいかがでしょうか。遠近両用コンタクトレンズは視界が広く、近くも遠くも無理なく見えるのがメリットです。
基本的な使い方やお手入れ方法は一般的なコンタクトレンズと変わりません。ここでは、老眼におすすめの遠近両用コンタクトレンズの特徴を紹介します。
遠近両用コンタクトなら近くも遠くも見える
遠近両用コンタクトレンズは、近くを見る用の度数と遠くを見る用の度数がバランス良く配置されていて、近くも遠くも自然に見えます。
いくつか種類がありますが、現在主流となっているのは、レンズ中央から外側に向かって同心円状に遠用度数、中間用度数、近用度数が配置された「同時視タイプ」です。レンズの遠用部から近用部まで境目がなく、自然な視界になるよう設計されています。
なお、遠近両用のコンタクトレンズには、一般的なコンタクトレンズと同じくハードタイプとソフトタイプがあります。
「遠近両用ハードレンズ」は細かい文字まで見やすい
遠近両用のハードコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズに比べてサイズが小さく、硬い素材でできています。光学性に優れ、乱視が強い方や老眼が進んでいる方、細かい文字まではっきりと見たい方におすすめです。
遠近両用のハードコンタクトレンズは、遠くを見るときは普通に見て、近くを見るときはあごを引かずに視線だけ下げる「下目遣い」をするとよく見えます。
「遠近両用ソフトレンズ」は自然な視線でスムーズに見える
遠近両用のソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比べてサイズが大きく、柔らかい素材でできています。瞳孔に重なる部分に遠用から近用までの度数が配置され、近くを見るときも視線を移動しなくて構いません。
特におすすめなのは、老眼の初期やスポーツをする方、ハードコンタクトレンズが使えない方です。1Dayや2Weekの使い捨てタイプがあるのも特徴です。
コンタクトの見直し・買い替えの相談は最寄りのアイシティへ!

現在使っているコンタクトレンズが合わなくなった方や遠近両用コンタクトレンズを検討している方は、ぜひお近くのアイシティへお越しください。コンタクトレンズの悩みや不安など、お気軽にご相談いただけます。
経験豊富なスタッフがコンタクト選びをサポート
コンタクトレンズの見直しや買い替えの際は、眼科を受診する前に最寄りのアイシティへ足をお運びください。経験豊富なスタッフがお客様の悩みに寄り添い、コンタクトレンズ選びをサポートします。
眼科へ行く前に疑問や不安を解消しておくことで、その後の受診もスムーズになりますよ。
初めての方は「らくらくWeb登録」でお得に購入できる
アイシティで初めてコンタクトレンズを購入する方は「らくらくWeb登録」をご利用ください。Web登録完了時に発行される仮会員証番号を店頭でご提示いただくと、会員登録申込書を記入する手間が省ける上、コンタクトレンズやケア用品を割引価格で購入できます。
対象の店舗や詳しい内容は下記のページでご確認ください。
レンズの種類・度数変更にも対応したアフターサービスをご用意
アイシティでは長期利用タイプだけでなく、使い捨てタイプのコンタクトレンズにもアフターサービスをご用意しています。レンズが合わない、使えないといったトラブルがあるときは、期間内なら返品・交換が可能です。
また、使い捨てタイプ以外の高品質・高機能コンタクトは「E・SYSTEM(イー・システム)」をご利用いただけます。E・SYSTEMとは、対象のレンズをご購入いただいた日から1年間は、何度でも無料で調整や交換ができるアイシティの独自サービスです。
詳しい内容は下記のページをご覧ください。
まとめ

コンタクトレンズをつけているのに近くが見えにくい場合、度数が合っていない可能性があります。また、年齢によっては老眼が始まっているかもしれません。見え方に違和感がある場合、早めに眼科を受診することが大切です。
コンタクトレンズの度数変更や遠近両用コンタクトレンズへの切り替えを検討中の方は、眼科受診の前にお気軽にお近くのアイシティへご相談ください。