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カラコンの使用期限は絶対?期限切れのリスクと注意点を解説
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公開日│2024.06.28

買ってから使い切れずに手元に残っているカラコンがあり、いつまで使えるか気になっている方もいるのではないでしょうか。購入してからしばらく経ったレンズが手元にあり、できれば使いたいと考える方もいるでしょう。しかし、カラコンには「使用期限」と「使用期間」という2種類の期限があります。
この記事では、2種類の期限の違いや期限切れカラコンのリスク、目の健康を守るための注意点について解説します。
カラコンの「使用期間」と「使用期限」の違いを知ろう

カラコンには「使用期間」と「使用期限」の2種類の期限があります。期間と期限は言葉が違うだけで、同じ意味だと考える方もいるかもしれません。しかし、それぞれ別の意味があります。まずは、それぞれの期限について確認しましょう。
使用期間は「開封後に使用できる日数」
使用期間とは、使い捨てカラコンを開封してから何日間使用できるかを表したものです。カラコンは1Day・2Weekといった種類があり、使用できる日数が決まっています。
1Dayのカラコンは、開封した当日のみ装用が可能です。お手入れの必要がなく、手軽に使えますが、一度外すと再利用はできません。
一方、2Weekは開封した日から14日間使えます。繰り返し使えるため、毎日使う場合、1Dayの半分以下のコストで済みます。ただし、使用期間中は毎日お手入れをしなければなりません。
使用期限は「未開封で保存できる期限」
使用期限は、カラコンを未開封の状態で保存できる期間を指します。一度開封したカラコンは、たとえ使用期限内でも、使用期間を過ぎていれば使えません。
使用期限を確認するには、カラコンのパッケージや容器に記載されたEXPという記号を探しましょう。その後に書かれている日付が使用期限です。
カラコンの使用期限は厳守!期限切れのリスクとは

カラコンの使用期限が切れていても、もったいなくて使いたくなる方がいるかもしれません。しかし、カラコンは目に直接装用する高度管理医療機器で、取扱いには注意が必要です。消耗品でもあるカラコンの使用期限と使用期間は絶対に守りましょう。
古くなったカラコンの使用には大きなリスクが潜んでいます。ここでは、期限切れのカラコンのリスクを詳しく見ていきましょう。
期限切れのカラコンは品質ダウンのリスクがある
目は空気中の酸素を取り入れて呼吸しているため、カラコンは酸素を通しやすいように設計されています。
カラコンの酸素の通しやすさを数値で表したのが「酸素透過係数(DK値)」で、これをレンズの厚みで割ったのが「酸素透過率(DK/L値)」です。DK/L値が高いほど、より多くの酸素がレンズを通過できるため、目の負担が軽減されます。
ただし、これらの数値は使用期限内のカラコンに関して算出したものです。期限切れのカラコンは品質が劣化して数値が低下している恐れがあるため、同様の性能は期待できません。
期限切れのカラコンは目に負担をかけたり傷付けたりする恐れがある
使用期限を過ぎたカラコンは素材が劣化している恐れがあり、性能だけでなく品質も保証されていません。期限切れのカラコンを使った場合、レンズが破れて目を傷つけるなど、安全性や耐久性に問題が生じるリスクがあります。
使い捨てのカラコンは、使用期限を超えて使用できるようには設計されていないため、目の健康のために期限を厳守しましょう。
期限切れのリスクとは、イコール眼障害のリスク
一般的に、眼障害は初期の自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しいと言われています。目の痛みやかゆみを感じた頃には、すでに病状が進行していることも少なくありません。
使用期限が切れているのに装用するなど、カラコンの使用方法を誤ると、眼障害のリスクが高まることを覚えておきましょう。眼障害の中には角膜潰瘍のような重い病気もあり、治療を受けずに放置すれば、最悪の場合、失明につながることもあります。
カラコンユーザーなら知っておきたいその他の注意点

カラコンはイメチェンだけでなく、視力補正もできる便利なアイテムです。しかし、高度管理医療機器であるカラコンは十分に注意して取扱うことが大切です。ここでは、カラコンを快適に使うために守りたい注意点を4つ紹介します。
カラコンの買い替えは処方(指示書等)の「購入可能期間」も要確認!
直接目にのせて使うカラコンの購入には、眼科の処方(指示書等)が必要です。眼科の処方(指示書等)には有効期限があり、同じカラコンを再び購入する場合でも、購入可能期間内かどうか確認しましょう。
処方(指示書等)の期限が切れていたら、眼科を再受診して、新しい処方(指示書等)をもらう必要があります。
カラコンは「度無し」や「色違い」も眼科受診が必須
度無しや色違いのカラコンを購入するだけなら、眼科を受診しなくても問題ないと思う方がいるかもしれませんが、それは間違いです。カラコンの色が違うだけでも、同じシリーズの商品でも、眼科を受診して処方(指示書等)をもらう必要があります。
カラコンは目に直接装用する高度管理医療機器のため、自己判断による購入は非常にリスクが高く危険です。購入前に必ず眼科の診断を受け、処方(指示書等)に基づいて購入しましょう。
カラコンは処方(指示書等)に基づく販売店で購入することが大切
眼科の処方(指示書等)無しでカラコンを購入することは、目の健康を脅かす危険な行為です。自己判断で目に合わないカラコンを選ぶと眼障害のリスクが高まるため、必ず処方(指示書等)に基づいて販売するお店で購入しましょう。
アイシティではお客様の快適なカラコンライフを第一に考え、眼科の処方(指示書等)無しでカラコンを販売することはありません。また、高度管理医療機器の承認を得た商品のみを取扱っています。
カラコンは期限だけでなく、保存方法にも気を付けよう
カラコンの使用期限は適切な保存を前提に決められています。保存は常温でOKですが、直射日光が当たるような暑過ぎる場所、逆にカラコンが凍るような極端に冷える場所では劣化する恐れがあります。
まとめ買いをしてカラコンを保管する際は、保存場所に注意しましょう。扉付きの戸棚で、光や湿気をある程度カットできる冷暗所がおすすめです。
当日受け取りも可能!カラコンを購入するならアイシティ

カラコンデビューを考えているものの、選び方や使い方が分からずに不安を感じている方は、ぜひお近くのアイシティのお店にご相談ください。
専門スタッフが疑問や不安にお答えして、ご希望に合うお得なカラコン選びをサポートします。再購入を考えている方にもおすすめです。
カラコンの疑問や不安はコンタクトのプロに相談
カラコンをスムーズに購入するなら、まずはコンタクトレンズのプロに相談して、サポートを受けるのがおすすめです。
アイシティには豊富な知識を持つ「瞳のプロフェッショナル」が常駐し、カラコンの種類のご案内やコストのご相談、その他の疑問や不安にお答えするなど、お客様のニーズに合わせてしっかりカウンセリングを行います。
まずは相談だけでもOKです。お気軽にアイシティのお店へ足をお運びください。
専門店だからカラコンの種類も豊富
コンタクトレンズの専門店アイシティでは、お客様のニーズに合わせた幅広い商品を取りそろえています。カラコンの品ぞろえも豊富で、理想のカラコンを探したい方にもおすすめです。
当日の受け取り率は90.8%(※2024年4月時点、当社調べ)で、ほとんどの商品は当日中に受け取れます。なお、店舗ごとに在庫状況が異なり、度数によっては注文が必要な場合もあるため、詳しくは店頭にお問い合わせください。
カラコンをお得&便利に購入!
アイシティを初めて利用する際は「らくらくWeb登録」のご利用がおすすめです。
ご来店前にオンラインで登録を済ませておくと、店頭で書類の記入が不要となるため、お買い物がスムーズになります。また、初回限定の割引特典で、カラコンが店頭価格(税抜)から25%OFFで購入できます。
カラコンをネットで追加購入したい方には「ほしいとき便」がおすすめです。1Dayや2Weekタイプのカラコンを割引価格で購入できます。
毎月定額・送料無料でカラコンを自宅にお届けする「おトク定期便」もあります。再購入を考えている方はぜひご活用ください。
まとめ

カラコンの「使用期間」は開封してから使用可能な日数で、「使用期限」は未開封のまま保管できる期限のことです。目にダメージを与える恐れがあるため、使用期限が切れたカラコンは未開封でも使用しないようにしましょう。
カラコンに対する不安や疑問がある方は、お気軽にアイシティの専門スタッフにご相談ください。お客様ひとりひとりのニーズに合わせてカラコン購入をしっかりサポートします。