# コンタクト基礎知識
コンタクトはサイズも大事!DIAとBCの意味からカラコンのサイズまで解説
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公開日│2023.10.31

コンタクトレンズの購入を検討する際、「コンタクトレンズのサイズって何?」「 どうやってサイズを選ぶの?」と戸惑う方もいるのではないでしょうか。コンタクトレンズにはサイズがあり、目に合わないレンズはトラブルの原因になることがあります。
この記事では、ハードレンズとソフトレンズのサイズの違いやサイズを表す記号の意味、ぴったりのコンタクトレンズを購入するためのおすすめフローを紹介します。
コンタクトのサイズを表す記号を知ろう

コンタクトレンズにはDIA(ダイアメーター)やBC(ベースカーブ)など、サイズを表す記号があります。瞳の大きさや眼球のカーブには個人差があるため、コンタクトレンズを購入する際にはサイズの確認が必要です。
まずは、コンタクトレンズの記号の読み方や意味について詳しく見ていきましょう。
DIA(ダイアメーター)
DIA(ダイアメーター)は、コンタクトレンズの直径を表す記号です。単位はmm(ミリメートル)で、「DIA13.8」なら「直径13.8mm」のレンズであることを意味します。
角膜の大きさはひとりひとり違うため、自分に合ったサイズのコンタクトレンズを装用することが大切です。
BC(ベースカーブ)
BC(ベースカーブ)とは「Base Curve」の頭文字で、レンズの内側のカーブを表した記号です。 数値が大きいほどカーブが緩やかに、小さいほどカーブがきつくなります。
ハードレンズのBCは、0.05mm刻みなど細かく設定されているのが一般的ですが、柔らかくて瞳になじみやすいソフトレンズのBCは種類が少なめです。
ちなみに、FC(フロントカーブ)はレンズの外側のカーブを表し、レンズのBCや度数、屈折率などに伴って自動的に決定します。
ハードレンズとソフトレンズはもともとのサイズが違う

ハードレンズとソフトレンズは、基本的なサイズが異なります。自分の目の状態を眼科で調べてもらい、目に合ったコンタクトレンズを装用しましょう。
ここでは、ハードレンズとソフトレンズのサイズの違いや特徴を紹介します。
角膜より小さなハードレンズ
ハードレンズは酸素を通しやすい素材で作られており、DIAが角膜よりも小さいのが特徴です。
まばたきをするたびにレンズが動いて涙を交換することで、酸素が角膜に届く仕組みで、酸素透過率が高く目に優しいといわれています。
角膜より大きなソフトレンズ
ソフトレンズは水分を含むと柔らかくなるプラスチック素材で作られています。レンズに含まれた水分を介して酸素を角膜に届ける仕組みで、DIAが角膜よりも大きいのが特徴です。
角膜よりも大きいことで、瞳になじみやすく外れにくい特性があります。
コンタクトのサイズを確認する方法

次は、コンタクトレンズのサイズの選び方や使用中のコンタクトレンズのサイズを簡単に調べる方法を紹介します。カラコン特有の「着色部外径」も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
コンタクトのサイズは眼科の処方(指示書等)で決まる
コンタクトレンズのサイズは自己判断では選べません。眼科で目の状態を検査することで、コンタクトレンズが装用できるかどうか判断し、DIAなどのサイズも決まります。
眼科受診後に受け取った処方(指示書等)に基づいて、コンタクトレンズを購入します。自分の目に合ったサイズのコンタクトレンズを装用するためにも、購入前には必ず眼科を受診しましょう。
今使っているコンタクトのサイズはパッケージで確認できる
使用中のコンタクトレンズのサイズは、外箱やブリスターケースで確認できます。レンズの直径を知りたいなら「DIA」の横の数字を見てみましょう。
カラコンの場合、DIA以外に「着色部外径」という特有のサイズ表記があります。
カラコンにはDIAのほかに「着色部外径」がある
色や模様がついたコンタクトレンズを「カラコン」と呼びます。カラコンを購入するときに重要なサイズのひとつが「着色部外径」です。
「着色部外径」とは、レンズの着色部分の外側の直径で、サイズによって装用時の目の印象が変わります。レンズ自体の直径を表す「DIA」とは別に必要となるため、覚えておきましょう。
なお、カラコンにはレンズの大部分を着色した「カラーレンズ」と、レンズの周りだけに色がついた「サークルレンズ」の2種類があります。
もし、コンタクトのサイズが合っていなかったら

コンタクトレンズを装用していて、「サイズが合っていないかもしれない」と感じたときは、どのように対処すれば良いのでしょうか。実際にコンタクトレンズのサイズが合っていなかった場合のリスクも確認しておきたいですよね。
もしものときに備えてしっかり予習しておきましょう。
目に違和感があれば直ちに眼科を受診しよう
コンタクトレンズのサイズが合っていない場合、目に違和感があったりレンズがずれたりすることがあります。
コンタクトレンズの装用中に気になる点があれば、すぐに眼科を受診しましょう。
目に合わないコンタクトのリスクを知ろう
目に直接のせて使うコンタクトレンズは、正しく取扱うことが重要です。サイズが合わないコンタクトレンズを使い続けたり、使い方やお手入れを間違っていたりすると、目のトラブルや重い眼障害につながる恐れがあります。
多くの眼障害は初期段階で自覚症状が現れず、実際にかゆみや痛みに気づいたときには、すでに病状が進行している場合が少なくありません。
目の健康を損なうリスクを回避するためにも、早めの眼科受診と定期検査を心がけましょう。
コンタクトのサイズの疑問は「瞳のプロフェッショナル」にお任せ!
コンタクトレンズのサイズについて疑問がある方は、アイシティの「瞳のプロフェッショナル」にお気軽にご相談ください。
ひとりひとりのライフスタイルやご希望をお聞きしながら、小さな疑問からお悩みまで、コンタクトレンズのことなら何でもお答えします。「困ったな」と感じることがあれば、まずはアイシティ店舗に足をお運びください。
ぴったりサイズのコンタクトを購入するためのおすすめフロー

ここでは、初めてコンタクトレンズを購入する方におすすめの購入フローを紹介します。高度管理医療機器であるコンタクトレンズをよりスムーズに購入するポイントやお得な買い方など、快適なコンタクトライフを応援する情報も紹介しますので、ぜひお役立てください。
「らくらくWeb登録」をしてからアイシティのお店へ!
初めてコンタクトレンズを購入するときは、眼科を受診する前にアイシティのお店に足をお運びください。
眼科受診後に自己判断で処方(指示書等)以外のコンタクトレンズを選ぶことはできません。まずはアイシティで相談し、ご希望のレンズを明確にしてから眼科へ行くことをおすすめしております。
アイシティでのお買い物が初めての方は「らくらくWeb登録」をご来店前に済ませておきましょう。初回割引価格で購入できる他、店頭での会員登録申込書への記入も不要になります。ご登録は24時間いつでもOKです。
PCやスマホからお近くの店舗を選択して、登録フォームにお客様情報を入力します。登録完了後に発行される「仮会員証番号」を店頭でご提示ください。
眼科を受診してぴったりサイズの処方(指示書等)を受け取ろう
コンタクトレンズは高度管理医療機器のため、必ず眼科を受診して処方(指示書等)を受けてから購入する必要があります。
眼科では目の状態やコンタクトレンズの使用目的、ライフスタイルを伝えた上で検査してもらうと良いでしょう。
眼科受診は、自分に合ったコンタクトレンズを選ぶだけでなく、目の健康を守るためにも重要です。受診の際は健康保険証を忘れずにお持ちください。
まとめ

コンタクトレンズのサイズには、直径を表すDIA(ダイアメーター)やレンズの内側のカーブを表すBC(ベースカーブ)があります。サイズは眼科医の処方(指示書等)で決まるため、自己判断では選べません。
目に合わないサイズのコンタクトレンズを装用し続けると、眼障害の原因になる恐れがあります。コンタクトレンズを購入する前には必ず眼科で処方(指示書等)を受けることが大切です。装用中に違和感が生じたときも、早めに眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズのサイズや眼科の処方(指示書等)についてなど、分からないことがあれば、お気軽にアイシティのお店にご相談ください。