# コンタクト基礎知識
シリコンとは違う?コンタクトで人気のシリコーンハイドロゲル素材とは
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公開日│2024.03.29

シリコーンハイドロゲルは、ソフトコンタクトレンズに使われる素材のひとつで、機能性の高さから注目を集めています。「シリコーンハイドロゲルにはどのような特徴があるの?」「シリコンとは違うの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、ソフトコンタクトレンズに使われるシリコーンハイドロゲル素材の特徴やメリットを解説します。コンタクトレンズを新たに購入する際の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
コンタクトのシリコーンハイドロゲル素材とは

コンタクトレンズユーザーなら、シリコーンハイドロゲルという言葉を見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。しかし、詳しくは知らない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、シリコーンハイドロゲルとは何かについて、コンタクトレンズの他の素材とともに紹介します。
シリコーンハイドロゲルはソフトレンズの素材のひとつ
シリコーンハイドロゲルとは、ソフトコンタクトレンズの素材のひとつです。見た目は変わらなくても、素材によって特徴や使用感が異なります。
コンタクトレンズは、「酸素を通す」「水を含む」「汚れをつきにくくする」といった異なる特性を持つ成分をいくつも組み合わせて作られています。素材に含まれる成分の特性によって、コンタクトレンズの特徴もさまざまです。
ハードレンズとソフトレンズの素材の違い
コンタクトレンズにはハードタイプとソフトタイプがあり、それぞれ素材や特徴が違います。
ハードコンタクトレンズは、酸素をよく通す硬いプラスチック素材でできています。一方、ソフトコンタクトレンズの素材は、水分を含むと柔らかくなる特性を持ったプラスチックです。
現在流通しているソフトコンタクトレンズの素材は、主にシリコーンハイドロゲルとHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)のふたつに分けられます。
シリコーンハイドロゲルは、ハードレンズの酸素をよく通す性質とソフトレンズの柔らかくなる性質を併せ持つ高機能素材です。
種類 | 素材 | 主な特徴 |
---|---|---|
酸素透過性ハード コンタクトレンズ | 含シリコンメタクリレート(SiMA) | ・酸素を非常によく通す |
含フッ素メタクリレート(FMA) | ・酸素をよく通す ・油をはじき汚れがつきにくい | |
含水性ソフト コンタクトレンズ | ポリ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート(P-HEMA) | ・水分を多く含んで柔らかい |
シリコーンハイドロゲル(TRIS、SiGMA等) | ・酸素をよく通す |
「シリコン」と「シリコーン」は別のもの
シリコーンハイドロゲルではなく「シリコンハイドロゲル」という表記を見かけることがありますが、「シリコン」と「シリコーン」は別物です。英語表記だと違いが分かりやすいでしょう。
シリコン=silicon
シリコーン=silicone
シリコンはケイ素という元素で、自然界に存在する物質です。地球上で酸素の次に多く存在する元素として知られています。
一方、シリコーンはケイ素を含むポリマー(高分子)のことで、自然界には存在しません。コンタクトレンズに使われるのはシリコーンです。
人気のシリコーンハイドロゲル素材の特徴

シリコーンハイドロゲルは高機能の先進素材として人気を集めています。目に優しいと言われますが、どのような特徴を有していて、どのような方におすすめなのでしょうか。
ここでは、シリコーンハイドロゲル素材の特徴やメリットを紹介します。
酸素をたくさん通すから目に優しい
シリコーンハイドロゲルは、酸素透過率が高いのが特徴です。酸素透過率とは、コンタクトレンズ装用中にどれくらいの酸素が眼球に届くかを示した指数です。
シリコーンハイドロゲルはレンズが含む水分を介するだけでなく、素材そのものが酸素をよく通します。装用中も瞳に多くの酸素が届くため、目に優しいと言われています。
コンタクトの酸素透過率が重要な理由
コンタクトレンズの酸素透過率が重要な理由は、目の健康には十分な酸素が欠かせないためです。酸素透過率が高いほど装用中に角膜へ多くの酸素が届き、目の負担が少なくなります。
酸素をよく通すシリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、目への負担が気になる方や長時間装用する方におすすめです。シリコーンハイドロゲル素材のソフトレンズは種類が多いため、どのレンズが良いか迷うときは、お近くのコンタクトレンズ専門店に相談しましょう。
コンタクト購入時の注意点を確認しよう

柔らかな装用感と高い酸素透過性を併せ持つシリコーンハイドロゲルは、ソフトコンタクトレンズの次世代素材として注目されています。
早速使ってみたい方は、シリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズを購入する前に確認しておきたい注意点をチェックしましょう。
コンタクトは自己判断で購入できない
コンタクトレンズは高度管理医療機器で、購入には眼科医の処方(指示書等)が必要です。自己判断で購入はできないため、必ず眼科を受診してください。
目に合わないコンタクトレンズを装用したり、正しい取扱い方法を守らなかったりすると、トラブルや眼障害の原因になることがあります。目のトラブルは重い眼障害につながる恐れがあり、治療をしないまま放置すると失明のリスクもゼロではありません。
目の健康を守り、コンタクトレンズを快適に使うために、購入前は必ず眼科医の検査と処方(指示書等)を受けましょう。
購入には期限内の処方(指示書等)が必要
処方(指示書等)には、眼科医が使用者に適していると判断したコンタクトレンズの商品名やレンズデータ、購入できる数量、有効期限が記載されています。有効期限を過ぎた処方(指示書等)では、コンタクトレンズを購入できません。
また、購入できるのは処方(指示書等)に記載された商品のみです。普段コンタクトレンズを使用している方でも、レンズの種類や度数を変更するときは再度眼科を受診し、新たに処方(指示書等)を受ける必要があります。
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ここでは、アイシティをおすすめする3つの理由を紹介します。
眼科受診前にコンタクトのプロに相談しよう
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは種類が多く、自分に合うレンズが分からない方もいるのではないでしょうか。希望に合ったコンタクトレンズを購入したいなら、眼科を受診する前にコンタクトレンズ専門店でプロに相談するのがおすすめです。
アイシティでは、専門知識が豊富なコンタクトレンズのプロ「瞳のプロフェッショナル」がお客様のレンズ選びをお手伝いします。シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズに関する疑問や不安があれば、何でもお気軽にご相談ください。
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使い捨てコンタクトのアフターサービスも充実
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コンタクトレンズの種類や度数を変更するときも、アフターサービスが充実したアイシティなら安心してご利用いただけます。
アフターサービスの詳しい内容は、下記のページでご確認ください。
まとめ

シリコーンハイドロゲルはソフトコンタクトレンズに使われる素材のひとつで、従来のソフトコンタクトレンズ素材に比べて酸素透過率が高く、目に優しいのが特徴です。目の疲れが気になる方やつけ心地が快適なコンタクトレンズが欲しい方は、シリコーンハイドロゲル素材のレンズを試してみてはいかがでしょうか。
アイシティでは、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズを多数取りそろえています。コンタクトレンズが初めての方はもちろん、使用中のレンズを見直したい方も、ぜひお近くのアイシティへお気軽にお立ち寄りください。