# コンタクト基礎知識
コンタクトレンズとは?仕組みや種類、購入の流れについて解説
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公開日│2024.09.30

視力が低下している方や眼鏡からイメージチェンジしたい方には、コンタクトレンズがおすすめです。しかし、「コンタクトレンズとは何か」「どういった仕組みなのか」「どのような種類があるのか」など、さまざまな疑問や不安を感じる方もいるでしょう。
この記事では、コンタクトレンズとは何か、特徴や種類、メリットについて解説します。コンタクトレンズが初めての方は「はじめてのコンタクトレンズNavi」も参考にしてみてください。
コンタクトレンズとは?特徴とメリットをチェック

コンタクトデビューする方は、コンタクトレンズの仕組みや特徴を知ることが大切です。ここでは、コンタクトレンズの特徴や使用するメリットについて解説します。
コンタクトレンズの特徴
コンタクトレンズは、屈折異常を補正する高度管理医療機器です。屈折異常とは、網膜でピントが合わず物がはっきり見えない状態を指し、「近視」「遠視」「乱視」「老視(老眼)」の4つがあります。
ベースカーブ(レンズ内面の曲がり具合)や直径、光学部などが目に合ったコンタクトレンズで光の屈折を調節することで、物がはっきりと見えるようになります。
コンタクトレンズのメリット
コンタクトレンズの主なメリットは以下の通りです。
- 外見の変化が少ない
- 普段眼鏡をかけている場合はイメージチェンジになる
- レンズがくもらず、視界をクリアに保てる
- ソフトレンズであればスポーツもしやすい
- 裸眼と同じように視野が広い
コンタクトレンズのメリットは以下のページでも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
コンタクトレンズの種類を簡単に紹介!

コンタクトレンズは、1Dayタイプや2Weekタイプといった使用期間の違いや、ソフトレンズとハードレンズのような素材の違いによって、種類がいくつかに分かれます。ここでは、コンタクトレンズの種類を簡単に紹介します。
1Dayタイプ
1Dayタイプは、一度しか使用できない使い捨てコンタクトレンズです。使用期間は最長1日で、外したレンズは再び装用できませんが、お手入れが不要なため手軽に使えるのが魅力といえます。
【1Dayタイプ】
メリット | デメリット |
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・お手入れが不要 ・毎回新しいレンズを使用するため衛生的 ・ケア用品が必要なく、スポーツや旅行にも向いている | ・使用頻度によってはコストが高くなる ・1箱に入っているレンズの量が多く、十分な保管スペースが必要な場合がある |
2Week/1Monthタイプ
2Weekタイプは最長2週間(14日間)、1Monthタイプは最長1か月間、同じレンズを使える使い捨てコンタクトレンズです。仕事や学校など、毎日コンタクトレンズを使う方やつけ外しが多い方に向いています。
【2Week/1Monthタイプ】
メリット | デメリット |
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・使用頻度が高い場合、1Dayタイプと比べてコストが抑えられる ・使用期間内であれば同じレンズを繰り返し使えるため経済的 | ・毎日のケアが必要 ・使用回数にかかわらず使用期限ごとに交換しなければならない |
例えば、1Dayタイプを毎日使用した場合、1日あたり約165円(1箱2,500円、1年間で24箱使用した場合)かかりますが、2Week/1Monthタイプであれば1日約77円(1箱2,500円、1年間で8箱使用、ケア用品年間8,000円とした場合)で済みます。
ハードレンズ
ハードレンズは、水分を含まない硬いプラスチック素材でできたコンタクトレンズです。目に優しく、長時間装用したい方に向いています。レンズの寿命は2年~3年ほどです。
【ハードレンズ】
メリット | デメリット |
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・レンズのサイズが小さく、瞳への負担が少ない ・光学性に優れており物がはっきりと見えやすい ・視力の低い方や乱視の方にもおすすめ | ・毎日のケアが必要 ・慣れるまでに時間がかかる場合がある ・激しいスポーツには不向き |
ソフトレンズ
ソフトレンズは、水分を含むやわらかいプラスチック素材でできたコンタクトレンズです。レンズに含まれた水分を利用し、角膜に酸素を届ける仕組みで、つけ心地が良い点が特徴です。個人差はありますが、1年から1年半で交換時期を迎えます。
【ソフトレンズ】
メリット | デメリット |
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・やわらかく目になじみやすい ・ハードレンズと比べて異物感が少なく、慣れるまでにそれほど時間がかからない ・レンズが角膜より大きくずれにくいためスポーツに向いている | ・毎日のケアが必要 ・長時間使用すると乾燥を感じやすい |
コンタクトレンズを使用する際に知っておきたいこと

コンタクトレンズは正しく使用しないとトラブルにつながる恐れがあります。ここでは、コンタクトレンズを安心して使い続けるために知っておきたいことを3つ紹介します。
購入時の眼科受診&定期検査が必要
コンタクトレンズは「高度管理医療機器」で、購入する前には眼科を受診して処方(指示書等)を受ける必要があります。コンタクトレンズの取扱い方法を誤ると、角膜潰瘍といった重い眼障害につながる恐れがあるため、眼科医の指示に従い正しい取扱い方法を守りましょう。
コンタクトレンズを使用していて「目に痛みや違和感がある」「心配事がある」といった場合、早めに眼科を受診してください。また、コンタクトレンズの扱いに慣れ、目に関する心配事がなくても、3か月に一度は眼科を受診して目の状態を検査することが大事です。
定期検診の費用は眼科や検査の内容によっても変わりますが、1,000円程度が目安です。健康保険証や検査料の他、使用中のコンタクトレンズも持参しましょう。
コンタクトレンズの処方(指示書等)を受けた眼科とは異なる眼科を受診する場合、現在使用しているコンタクトレンズが何か分かるように、度数や製品名が記載されたパッケージを持参するとスムーズです。
コンタクトレンズの専門用語
コンタクトレンズのパッケージには、さまざまな専門用語が書かれています。主な専門用語は以下の通りです。
- BC(ベースカーブ):レンズのカーブ(レンズ内面の曲率半径)
- PWR(パワー)/P/D/SPH:レンズの度数
- DIA(ダイアメーター):レンズの直径
- CYL/CY(シリンダー):乱視の度数
- AX/AXS(アクシス):乱視の角度
- ADD(アディション):加入度数(遠近の度数差)
- EXP:レンズの使用期限
EXPは未開封時の使用期限で、レンズの寿命ではない点に注意しましょう。専門用語に関する詳細は、以下のページも参考にしてみてください。
コンタクトレンズには裏表や左右の向きがある
コンタクトレンズは、裏表や左右の向きに注意して装用する必要があります。裏表や左右は、レンズの形状やマークを見れば見分けることが可能です。また、眼科受診時にコンタクトレンズのつけ方を指導してもらえます。
つけ方が分からなくなった場合、製品パッケージを見るか、眼科を受診して相談すると良いでしょう。コンタクトレンズに関するよくある疑問はこちらを確認してみてください。
コンタクトレンズを購入する3つのステップ

コンタクトレンズをどのように購入すれば良いか、きちんと理解していない方もいるのではないでしょうか。ここでは、コンタクトレンズをスムーズに購入する流れを紹介します。
STEP1:プロに相談
コンタクトレンズを購入する際に、「どのようなレンズがあるのか」「どういったことに注意すれば良いか」など、疑問や不安がある方もいるでしょう。眼科を受診する前に、コンタクトレンズ専門店で気になる点をプロに相談し、解消しておくことをおすすめします。
アイシティにはコンタクトレンズを熟知したプロ「瞳のプロフェッショナル」が常駐しているので、ぜひご相談ください。
STEP2:眼科を受診
コンタクトレンズは目に直接装用する高度管理医療機器で、有効期限内の処方(指示書等)が必要です。購入前に眼科を受診して目の状態を検査し、処方(指示書等)をもらいましょう。
検査料は1,000円〜1,500円程度、受診から購入までにかかる時間は1時間半〜2時間程度が目安です。受診の際は、健康保険証を忘れないように注意しましょう。
STEP3:コンタクトレンズ専門店で購入
眼科で処方(指示書等)をもらったら、コンタクトレンズ専門店でコンタクトレンズを購入しましょう。コンタクトレンズ専門店のアイシティはコンタクトレンズの種類が豊富で、ほとんどの商品を当日受け取れます。※当日受け取り率90.8%(2024年4月時点、当社調べ)
また、アフターサービスも充実しており、例えば使い捨てタイプで「レンズが合わない」「使えない」といった場合は、開封後でも交換・返品が可能です。
「アイシティ」がコンタクトデビューを丁寧にサポート!
安心感をもってコンタクトデビューしたいなら、コンタクトレンズ専門店の「アイシティ」をご利用ください。アイシティはコンタクトレンズの割引サービスやコンタクトライフをサポートするプランをご用意しています。
初めてアイシティを利用する方は来店前に「らくらくWeb登録」を済ませれば、店頭での書類記入が不要となり、スムーズにコンタクトレンズを購入できます。コンタクトレンズに関して不明な点や疑問がある方も、眼科受診前にご相談ください。
まとめ

コンタクトレンズは、屈折異常を補正する高度管理医療機器です。目に合ったコンタクトレンズで光の屈折を調節することで、物がはっきりと見えるようになります。コンタクトレンズには使用期間や素材の異なる種類がいくつかあるため、使用シーンや目的に応じて選ぶことが大事です。
コンタクトレンズに関する疑問や不安のある方は、コンタクトレンズ専門店の「アイシティ」にご相談ください。コンタクトレンズの知識に精通したスタッフが、丁寧なヒアリングを通じてコンタクトデビューをサポートします。