# コンタクト使い方
コンタクトレンズをつけたまま寝るのはなぜ危険?考えられるリスクと対処法
-
公開日│2024.10.31

コンタクトレンズは、寝る前に外してお手入れする必要があります。毎日のお手入れや取り外しが面倒で、寝る前にコンタクトレンズを外す必要があるのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、コンタクトレンズをつけたまま寝るのが危険な理由や長時間の連続装用が可能なコンタクトレンズを紹介します。コンタクトレンズの基本的な仕組みや種類を理解すれば、自分に合ったレンズを選びやすくなるでしょう。
コンタクトレンズをつけたまま寝るのが危険な理由

一般的なコンタクトレンズは寝る前に外すことを前提に設計されているため、つけたまま寝るのは危険です。最悪の場合、大きなトラブルに発展する恐れがあります。ここでは、コンタクトレンズをつけたまま寝るのが危険な理由をチェックしましょう。
酸素不足による乾燥の原因になるため
コンタクトレンズは、目が必要とする酸素を以下のような仕組みで供給します。
- ソフトレンズ:水分を吸収する素材でできていて、吸収した水分を通じて酸素を供給する
- ハードレンズ:まばたきによってレンズ自体が動き、涙が入り込むことで水分と酸素を供給する
上記の特性は、睡眠中のような目を閉じた状態ではうまく働きません。コンタクトレンズをつけたまま寝ると、目が酸素不足に陥ったり乾燥したりしてトラブルに発展しかねないため、就寝前にはきちんと外すことが大切です。
レンズや角膜に傷がつくリスクがあるため
睡眠中は、無意識のうちに手や寝具で目元をこする可能性があります。コンタクトレンズを装用したままだと、目元をこすったときに角膜に傷がついたりレンズが破損したりするため危険です。いつの間にかレンズが外れて紛失することも考えられます。就寝前には確実に外して、指定された方法で保存しましょう。1Dayタイプは再装用できないため、破棄します。
コンタクトレンズをつけたまま寝ると起こりうるトラブル
コンタクトレンズを外すのを忘れてつけたまま寝ると、さまざまな目のトラブルにつながりかねません。場合によっては、重大な眼障害に発展する恐れもあります。代表的なトラブルの例は以下の通りです。
- 充血
- 巨大乳頭結膜炎
- 角膜浸潤
- 緑膿菌角膜潰瘍
上記のトラブルはコンタクトレンズをつけたまま寝たときだけでなく、お手入れが不十分なときや使い方に問題があるときにも起こり得ます。
コンタクトレンズは高度管理医療機器で、トラブルを防ぐには適切な管理・使用が大切です。寝るときはきちんと外すことを徹底するのはもちろん、装用時間やお手入れ方法に関する指示にも従いましょう。
つけたまま寝てもOKな「連続装用コンタクトレンズ」

市販されているコンタクトレンズの中には、連続装用コンタクトレンズがあります。一般的なコンタクトレンズとは、どのように異なるのでしょうか。ここでは、連続装用コンタクトレンズの特徴や使用時の注意点を紹介します。
指定された期間内ならつけたままにできる
一定期間つけたままにできるのが「連続装用コンタクトレンズ」です。連続装用コンタクトレンズを製造するメーカーは、製品ごとに連続装用できる期間の承認を受けています。ただし、実際に連続装用できる期間は眼科医の指示によって変動するため注意しましょう。
例えば、最長1か月の連続装用が承認されたレンズを使用するからといって、誰でも1か月つけたままにできるとは限りません。
就寝時も外さなくて良いが注意する必要はある
連続装用コンタクトレンズを使用する場合、眼科医に指示された期間内であれば、つけたまま寝ても問題ありません。しかし、コンタクトレンズをつけたまま寝ると目にある程度の負担がかかることは意識しましょう。
眼科医に指示された連続装用期間が経過したら、コンタクトレンズを外してお手入れをするか、新しいレンズに交換します。
眼科医の判断によっては使えないこともある
連続装用コンタクトレンズは、誰でもつけたままにできるとは限りません。連続装用の可否や期間は眼科医の指示に従う必要があるためです。
通常、まずは一般的なコンタクトレンズの処方(指示書等)を受けて使用します。その後、問題がなく連続装用タイプの使用が可能と判断されれば、連続装用コンタクトレンズの処方(指示書等)が受けられます。眼科医が連続装用できると判断しなければ、長期間つけたままにはできません。
コンタクトレンズと睡眠に関するよくある質問

コンタクトレンズをつけたまま寝ることに対して、さまざまな疑問がある方もいるかもしれません。ここでは、コンタクトレンズと睡眠に関してよくある質問と回答を紹介します。予期しないトラブルを防ぐためにも、ぜひチェックして疑問を解決しましょう。
通常のコンタクトレンズでも仮眠や昼寝程度であれば問題ありませんか?
仮眠や昼寝といった短時間の睡眠でも、連続装用の承認を受けていないコンタクトレンズは外す必要があります。つけたまま寝ることを想定したレンズではないためです。数十分から数時間程度の短い時間でも、つけたまま寝ると目のトラブルを引き起こす恐れがあります。
連続装用タイプと終日装用タイプはどのように違いますか?
連続装用タイプと終日装用タイプは似た言葉ですが、明確な違いがあります。
- 連続装用タイプ:眼科医の指示があれば、指定された期間装用したまま生活できる
- 終日装用タイプ:起きているときの装用を前提とし、寝るときは外す必要がある
長時間装用したまま生活したいのであれば、眼科医の処方(指示書等)を受けた上で連続装用タイプのコンタクトレンズを購入しましょう。
コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったときはどうすれば良いですか?
万が一コンタクトレンズを装着したまま寝たときは、目に違和感やトラブルがないか確認しましょう。目に違和感を覚えた場合や充血のようなトラブルが発生しているときは、できるだけ早く眼科を受診することをおすすめします。
自分に合ったコンタクトレンズを探すならアイシティへ

コンタクトレンズは、自分に合ったものを選ぶことが大切です。これからコンタクトレンズを購入する方や使っているレンズが合わないと感じている方は、ぜひアイシティにご相談ください。ここでは、コンタクトレンズ選びをアイシティに相談するメリットを紹介します。
プロが最適なコンタクトレンズ選びをサポート
アイシティの店舗にはコンタクトレンズの知識が豊富な「瞳のプロフェッショナル」が在籍し、ひとりひとりに適したレンズ選びをサポートしています。
連続装用タイプを含むコンタクトレンズの特徴を熟知しているため、まずはどのようなコンタクトレンズが欲しいのか伝えましょう。眼科を受診する前にアイシティに相談することで、自分の希望を伝えやすくなります。
立地が良く購入までがお得&スムーズ
多くのアイシティ店舗は駅の近くやショッピングセンター内など、利便性が高いエリアに立地しています。また、眼科が近隣にある店舗も多く、コンタクトレンズの購入に必要な手続きをスムーズに済ませられるのもメリットです。
まずは店舗検索を利用して、自宅近くのアイシティ店舗を探してみることをおすすめします。初めてアイシティを利用する方は、来店前にらくらくWeb登録を済ませておくと店頭での手続きがスムーズです。
万が一に備えた安心のアフターサービス
アイシティでコンタクトレンズを購入すると、手厚いアフターサポートが受けられます。購入後にレンズが合わなかった場合や製品にトラブルがあった場合、交換・返品が可能です。
長期利用タイプだけでなく使い捨てコンタクトレンズも同様で、商品ごとに指定された枚数が残っていれば開封後でも交換・返品ができます。購入後の不安を減らしたい方は、ぜひアイシティをご利用ください。
まとめ

一般的なコンタクトレンズは、寝る前に外すのが基本です。つけたまま寝ると重大な眼障害につながるリスクがあるため、外し忘れないように注意しましょう。
ただし、連続装用コンタクトレンズであれば、眼科医の指示に従って一定期間つけたまま生活できます。長期間つけたまま過ごしたいなら、連続装用コンタクトレンズを検討しましょう。
コンタクトレンズ選びに不安を感じている方は、ぜひアイシティにご相談ください。アイシティにはコンタクトレンズに関する専門家「瞳のプロフェッショナル」が在籍しています。連続装用コンタクトレンズを含む多種多様な選択肢の中から、ひとりひとりに合った製品を選べるようにサポートします。