# コンタクト基礎知識
カラコンの装用時間に制限はある?長時間使用するとどうなる?
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公開日│2024.11.29

カラコンは目に直接装用する高度管理医療機器のため、装用時間や取扱い方法を守る必要があります。カラコンデビューを検討している方の中には、「カラコンの装用時間は一般的にどのくらいか」「長く装用するとどうなるのか」など、気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、カラコンの装用時間や長時間使用のリスクについて解説します。目のトラブルを防ぐためにも、紹介する内容をしっかりと押さえましょう。
カラコンの装用時間には個人差がある

人によって目の状態は異なるため、カラコンの適切な装用時間には個人差があります。ここでは、カラコンの装用時間について解説します。
人によって目の状態は異なる
カラコンは高度管理医療機器であるため、眼科を受診して目の検査をし、自分に合った装用時間を知る必要があります。人によって視力や目の状態は異なるため、終日装用できる方もいれば、短い時間しか装用できない方もいるでしょう。
眼科医の指示に従い、適切な装用時間や取扱い方法を守ることが目のトラブルを防ぐことにつながります。
最初から長時間の装用はできない
初めてカラコンを使用する場合、目を慣らすための慣らし期間が必要です。最初は短い装用時間から始め、数日かけて徐々に時間を延ばします。
カラコンに慣れるまでの期間は人によってさまざまですが、使い捨てレンズやソフトレンズは1週間前後、ハードレンズは2週間~3週間前後が一般的な目安です。
カラコンの装用時間を守らないといけない理由

カラコンは目に直接のせて使用するため、装用時間を守らないと目の乾燥やトラブルにつながる恐れがあります。ここでは、カラコンの装用時間を守らないといけない理由やリスクについて解説します。
目が乾燥する
カラコンを長時間装用すると、涙液が減って目が乾燥し、ショボショボすることがあります。カラコンはレンズと涙の間の表面張力により、簡単には外れない仕組みです。しかし、乾燥すると強いまばたきで外れてしまう恐れがあります。
目のトラブルにつながる
眼科に指示されたカラコンの装用時間を超えると、目の負担が大きくなり、トラブルにつながる恐れがあります。
カラコンは目に直接装用する高度管理医療機器で、誤った使用により角膜潰瘍のような重い眼障害を引き起こしかねません。眼障害を放置すると、失明につながるリスクもあります。目に関するトラブルは自覚症状がないまま進行する場合もあるため、装用時間を守り、違和感があればすぐに眼科を受診しましょう。
カラコン選びのポイントは4つ!

カラコンには、種類やレンズの色、使用期間が異なるタイプがあります。カラコン選びで失敗しないためにも、選び方のポイントを押さえておきましょう。
1.カラコンの種類
カラコンは「カラーレンズ」と「サークルレンズ」の2種類があります。カラーレンズはレンズの広範囲に色が付いたタイプで、瞳の印象を大きく変えたい方におすすめです。一方、サークルレンズはレンズの周辺部分にのみ色が付いており、ナチュラルに大きな瞳を演出できます。
2.レンズの色
レンズの色は、瞳の印象を大きく変える要素のひとつです。カラコンのレンズには、ブラック、ブラウン、ブルー、グリーンなど、さまざまな色があります。その日の気分や使用シーンに合わせて色を使い分けるのも良いでしょう。例えば、落ち着いた印象を与えたいなら、ブラックやブラウンが適しています。
3.着色部外径・DIA(ダイアメーター)
着色していない部分を含むカラコンのレンズ自体の大きさはDIA(ダイアメーター)と呼ばれ、「DIA13.6mm」のように表記されます。
一方、着色部外径は、色が付いている部分の大きさを表すものです。「着色部外径12.5mm」のように表記されます。着色部外径の数値は瞳の印象を変える要素のため、購入前にしっかりと確認しましょう。
4.使用期間
カラコンもコンタクトレンズと同様に、使用期間が決まっています。1Dayタイプの場合、開封したその日しか使用できず、一度外せば再び装用できません。ただし、使用後はそのまま捨てるだけで、お手入れが不要です。いつでも清潔なレンズを装用できる点がメリットといえるでしょう。
2Weekタイプは、開封から2週間は同じレンズを繰り返し使用できますが、毎回お手入れが必要です。しかし、毎日使用するのであれば、1Dayタイプより費用が安く済みます。使用頻度や費用、手間を考慮して検討してみてください。
スムーズにカラコンを購入する手順

カラコンを初めて使用する方は、どのような手順で購入したら良いか分からないと悩むこともあるでしょう。ここでは、スムーズにカラコンを購入する手順を解説します。
コンタクトのプロに相談する
眼科を受診する前に、カラコンに関する疑問や不安を解消しておくと安心です。コンタクトレンズ専門店「アイシティ」には瞳のプロフェッショナルが常駐しているため、気になることを相談してみると良いでしょう。自分に合うレンズの種類はもちろん、カラコンの取扱い方法や注意点を聞いてみてください。
眼科を受診して処方(指示書等)をもらう
眼科を受診し、目の状態や視力を診察して処方(指示書等)をもらいます。受診する際には健康保険証や受診料を忘れずに持参しましょう。受診料は検査内容によって変わりますが、1,000円から1,500円が一般的な目安です。正確な受診料が気になる方は、眼科に直接お問い合わせください。
コンタクトレンズ専門店で購入する
眼科の処方(指示書等)を店舗に持参して、カラコンを購入します。カラコンはネットでも販売されていますが、最初は店舗で直接商品を見て購入するのがおすすめです。スタッフと相談しながら商品を選べるため、失敗するリスクを軽減できます。
また、店舗ならその場で商品を受け取れるケースも多く、すぐに手に入れたい方にも向いています。アイシティでは、一部をのぞき、ほとんどの商品を当日に受け取れます。※当日受け取り率90.8%(2024年4月時点、当社調べ)
カラコンの装用時間に関する疑問は「アイシティ」へご相談ください
カラコンに関する疑問や不安は、コンタクトレンズ専門店の「アイシティ」にご相談ください。アイシティは全国に360店舗以上展開しており、駅から5分圏内の店舗も数多くあります。コンタクトレンズの知識に精通した瞳のプロフェッショナルが親身に相談にのり、カラコン選びをサポートします。
また、複数のメーカーのカラコンを豊富に取扱っているため、自分好みの色や着色部外径の商品に出合えるでしょう。
アイシティを初めて利用する方は、事前に「らくらくWeb登録」を済ませると、カラコンを割引価格で購入できます。他にも、アフターサービスや2回目以降の購入で利用できるプランも充実しているため、ぜひ一度ご来店ください。
まとめ

カラコンの適切な装用時間は人によって異なるため、眼科を受診して目の状態を検査し、装用時間を確認する必要があります。また、カラコンを購入しても、すぐに長時間装用できるわけではありません。目に慣らす期間が必要である点を覚えておきましょう。
カラコンの装用時間や取扱い方法について気になることがあれば、眼科を受診する前にコンタクトレンズ専門店「アイシティ」にご相談ください。瞳のプロフェッショナルが、カラコンに関する疑問や不安を解消します。