# コンタクト基礎知識
コンタクトレンズの度数とは?数値の見方と目に合った商品を選ぶ方法を紹介
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公開日│2025.01.31

コンタクトレンズを購入しようと考えている方の中には、コンタクトレンズの度数が何を意味するのかを知りたい方もいるのではないでしょうか。コンタクトレンズの度数は、自分の目に合う製品を選ぶ上で欠かせない情報です。
この記事では、コンタクトレンズのパッケージに書かれている度数の見方と、目に合うコンタクトレンズを購入するために意識したいポイントを紹介します。
コンタクトレンズの度数の見方|PWR・P・D・SPH(パワー)

度数とは、視力を補正して物体を見る力を高めるために必要なレンズの強さを数値化したものです。メーカーや製品によって表記方法は異なる場合がありますが、近視用など一般的なコンタクトレンズでは、PWRやP・D・SPHといった数値で記載されます。
視力と混同しがちですが、視力は目が物体を見る力を数値化したもので、レンズの強さを示す度数とは異なる数値です。そのため、視力だけではコンタクトレンズの度数は判断できず、目に合ったレンズを見極めるには眼科で検査する必要があります。
度数の見方とセットで覚えたい数値

コンタクトレンズの購入には、眼科で発行される処方(指示書等)が必要です。処方(指示書等)には、眼科で検査した度数やその他の数値、レンズの種類などが記載されています。目に合ったコンタクトレンズを購入するために、度数以外の数値についても知っておきましょう。
ここでは、コンタクトレンズ選びで必要な度数以外の数値として、CYL(シリンダー)・AX(アクシス)・ADD(アディション)の3つを紹介します。
【CYL(シリンダー)】乱視の度数を示す数値
乱視用コンタクトレンズに記載されている「CYL(シリンダー)」は、乱視を補正するために必要なレンズの度数を示す数値です。乱視は近視や遠視と同様に屈折異常のひとつですが、焦点が合わないという特徴があるため、焦点が一点に合うように補正する必要があります。
そのために必要な数値がCYLで、乱視で悩んでいる方がコンタクトレンズを購入する際に求められる数値です。
【AX(アクシス)】乱視の軸度を示す数値
コンタクトレンズで乱視を補正する場合、乱視の軸度(乱視軸の方向)を示すAX(アクシス)と呼ばれる数値も必要です。正しく物を見るには乱視軸の方向に合わせて適切な軸度のコンタクトレンズを使用する必要があります。乱視用のコンタクトレンズは軸度を調整するため、場所によってレンズの厚さが異なるのが特徴です。
【ADD(アディション)】加入度数を示す数値
遠近両用コンタクトレンズにのみ記載されている数値が、ADD(アディション)です。ADDは加入度数(遠近の度数差)を示します。
製品によってラインナップが異なるため、目に合ったレンズを選ぶためにも眼科できちんと検査し、適切なレンズが何か見極めることが大切です。
コンタクトレンズ選びに欠かせない度数以外の数値とその見方
自分の目に合うコンタクトレンズを選ぶ上で欠かせない数値は、度数だけではありません。他にもさまざまな数値があり、それらが自分の目に合ったレンズを選ぶ必要があります。コンタクトレンズ選びに欠かせない数値の例は以下の通りです。
数値 | 意味 |
---|---|
BC(ベースカーブ) | コンタクトレンズ内面の曲率半径 |
FC(フロントカーブ) | コンタクトレンズ外面の曲率半径 |
DIA(ダイアメーター) | コンタクトレンズの直径 |
OZ(オプティカルゾーン) | コンタクトレンズの光学部(良好な視界が得られる範囲) |
上記の数値は全て、自分の目に合うコンタクトレンズを選ぶ上で欠かせません。コンタクトレンズを購入するときは、眼科を受診・検査し、適合するレンズがどれか確認しましょう。
目に合ったコンタクトレンズの度数を確認する方法

自分の目に合うレンズの度数が分からない場合、どのように確認すれば良いのでしょうか。ここでは、度数を確認する2つの方法を紹介します。コンタクトレンズの度数が気になる方は、いずれかの方法でチェックしてみましょう。
パッケージの記載内容を確認する
コンタクトレンズを使用している方は、パッケージやブリスターケースに記載された数値を確認すれば度数が分かります。遠視や近視を補正するコンタクトレンズの度数は、「PWR」「POWER」「P」「D」「SPH」のいずれかの表記で記載してあるのが一般的です。
なお、乱視用のコンタクトレンズは、上記に加えて「CYL」と「AX」、遠近両用レンズは「ADD」が書かれています。
処方(指示書等)の記載内容を確認する
眼科医が発行する処方(指示書等)にも、度数をはじめとしたコンタクトレンズに関する情報が記載されています。初めてコンタクトレンズを購入する方や、手元にパッケージやブリスターケースがない方でも、処方(指示書等)を確認すれば度数が分かるでしょう。
度数以外にも商品名やBC(ベースカーブ)、DIA(ダイアメーター)といった情報も書かれています。自分が使用するコンタクトレンズについて詳しく知りたい方は、処方(指示書等)をチェックしてみましょう。
コンタクトレンズの度数変更には眼科医の処方(指示書等)が必要
目の状態は時間の経過に伴って変化するため、度数の変更が必要なケースがあります。すでにコンタクトレンズを使用している方が度数を変更する場合、改めて眼科医の処方(指示書等)を受けなければなりません。同じ種類のコンタクトレンズで、度数だけを変更する場合でも、処方(指示書等)が必要です。
装用時の見え方が変化して困っている方は、眼科を受診して目の状態をチェックしてもらいましょう。度数の変更が必要であれば、新たな処方(指示書等)を受けてからコンタクトレンズを購入します。
コンタクトレンズの度数が合わないと感じたらアイシティへ

今使っているコンタクトレンズの度数が合わないと感じる方は、ぜひアイシティにご相談ください。ここでは、アイシティでコンタクトレンズを買い替えるメリットを3つ紹介します。アイシティは、信頼できるコンタクトレンズ専門店を探している方におすすめです。
コンタクトレンズのプロに相談できる
アイシティでコンタクトレンズを購入するメリットのひとつは、コンタクトレンズを熟知した「瞳のプロフェッショナル」が店舗に在籍しており、不安や悩みを気軽に相談できる点です。
初めてコンタクトレンズを購入する方や度数の変更が必要な方は、眼科を受診する前に相談することで、自分に合ったレンズを選びやすくなります。ライフスタイルや使用目的に適したレンズを選ぶためにも、ぜひ事前にご相談ください。
近くの眼科を受診して処方(指示書等)を受けられる
多くのアイシティ店舗の近くには眼科があり、店頭で相談した後はすぐに受診できます。コンタクトレンズの購入には眼科医の処方(指示書等)が必要なため、すぐに眼科を受診できるのはスムーズに購入する上で大きなメリットといえるでしょう。
ただし、眼科が近くにない店舗も一部あるため、相談後にすぐ受診したい方は、事前にご確認いただいてから来店することをおすすめします。
多くの商品をすぐに受け取れる
眼科で処方(指示書等)を受け取ったら、再び店舗にお越しいただいてコンタクトレンズを購入します。アイシティの当日受け取り率は90.8%(2024年4月時点 当社調べ)と高く、多くの商品をすぐに受け取れるのが魅力です。
自分に合ったコンタクトレンズをすぐに入手したい方は、アイシティでの購入をご検討ください。アイシティのご利用が初めての方は、事前にらくらくWeb登録を済ませておくと、店舗で手続きにかかる時間を短縮できます。
まとめ

コンタクトレンズの度数は視力を補正するのに必要なレンズの強さを示す数値で、「PWR」「P」「D」「SPH」で表記されます。また、乱視の度数は「CYL」で示し、これらはいずれも自分の目に合ったレンズを選ぶ上で欠かせない数値です。
新しくコンタクトレンズを購入する方や度数が合わないレンズを買い替えたい方は、アイシティにご相談ください。アイシティでは、コンタクトレンズを熟知した瞳のプロフェッショナルがひとりひとりに合ったレンズ選びをサポートします。
相談から眼科受診、購入までの流れがスムーズなこともアイシティのメリットです。ぜひこの機会にご利用ください。