# コンタクト基礎知識
カラコンの「含水率」とは?押さえておきたいレンズの選び方と購入手順
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公開日│2025.2.28

カラコンは目に直接装用する「高度管理医療機器」です。複数のメーカーやブランドの種類があり、色だけでなく素材や製法など商品によってさまざまな違いがあるため、購入する際はいくつか確認すべきポイントがあります。そのひとつが「含水率」です。含水率はソフトレンズにのみ存在する重要な要素で、カラコンのつけ心地を左右します。
この記事では、カラコンの含水率とは何か解説します。カラコンを購入する前に知っておきたい専門用語やカラコン選びのポイント、おすすめの購入手順が分かれば、自分に合ったカラコンライフを楽しめるでしょう。
カラコンの「含水率」とは?

含水率とは、レンズに含まれる水分の割合を示す数値で、ソフトレンズにのみ表示されます。ソフトレンズは水を含んで柔らかくなるプラスチック素材でできており、レンズに含まれる水分を通して角膜に酸素を届ける仕組みです。一方、ハードレンズは酸素をよく通す特性を持ったプラスチックが主流で、水分をほとんど含みません。
含水率はレンズの柔らかさや装用時の感触に影響するため、カラコンを購入する際はチェックしたい要素のひとつです。カラコンを買うには眼科を受診して受け取る「処方(指示書等)」が必要なため、自己判断で購入せず、事前に眼科を受診しましょう。
「含水率」以外にも押さえておきたい|カラコンに関する専門用語

自分の目に合ったカラコンを購入するために、覚えておきたい専門用語がいくつかあります。例えば、BC(ベースカーブ)/FC(フロントカーブ)の数値は、目にフィットするカラコンを装用するために欠かせません。
これらの数値は、眼科で発行される「処方(指示書等)」に記載されています。間違った商品を購入しないためにも、それぞれの用語がどのようなものか理解しておきましょう。ここでは、カラコンに関する専門用語をいくつかピックアップして紹介します。
BC(ベースカーブ)/FC(フロントカーブ)
レンズの形状を表す用語に、BC(ベースカーブ)とFC(フロントカーブ)があります。BC(ベースカーブ)は、レンズ内側の曲がり具合(曲率半径)を表す数値です。ハードレンズは0.05mm刻みで設定されているケースが多いですが、カラコンなどのソフトレンズは柔軟性があるため、種類はそこまで多くありません。
一方、FC(フロントカーブ)はレンズ外側の曲がり具合(曲率半径)を示す数値で、BC(ベースカーブ)、度数、屈折率といった要素から自動的に決まります。
酸素透過係数(DK値)/酸素透過率(DK/L値)
酸素透過係数(DK値)は、レンズの素材がどのくらい酸素を通すかを表す数値です。DK値のD(拡散係数)はレンズの素材の中でどのくらい酸素が移動できるかを表し、K(溶解度係数)は酸素がレンズの素材の中にどのくらい入り込むかを表します。
酸素透過率(DK/L値)とは、酸素透過係数(DK値)をコンタクトレンズの厚み(L)で割った数値です。この数値が大きいと、レンズが通す酸素の量が多くなります。目の健康には酸素が欠かせないため、酸素透過係数(DK値)と酸素透過率(DK/L値)をしっかりと確認しましょう。
DIA(ダイアメーター)/着色部外径
レンズのサイズを表す主な用語は、DIA(ダイアメーター)と着色部外径です。DIA(ダイアメーター)はレンズ直径を表す数値で、単位はmm(ミリメートル)で表記されます。例えば、「DIA 14.0」と記載されていた場合、レンズの直径は14.0ミリメートルです。
着色部外径は、着色部分の外側の直径を示す数値です。着色部分は黒目の部分で、着色部外径のサイズによって瞳の印象が大きく変わります。商品のパッケージには「着色部外径 13.6mm」「着色直径 13.2mm」のように表記されています。
失敗しないためのカラコン選びのポイント

カラコンには、レンズの色や種類、使用期間が異なるものが存在するため、自分の好みやライフスタイルに合わせて選びましょう。ここでは、自分に合ったカラコン選びのポイントについて解説します。
レンズの色
カラコンのレンズの色は、黒やブラウン、グレー、ベージュ、グリーン、ブルーなど、多様にあります。自分の似合う色はもちろん、化粧やめざしたいイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
例えば、落ち着いた雰囲気をめざすなら黒やブラウン、グレーがおすすめです。華やかな印象を与えたい場合はブルーやグリーンを選んでみてはいかがでしょう。
レンズの種類
カラコンには「カラーレンズ」と「サークルレンズ」の2種類があります。カラーレンズは着色部分が広く、瞳の色を変えられるタイプです。さまざまなカラーが展開されており、瞳の印象を変えたい方や個性を出したい方に向いています。
サークルレンズは、レンズの周辺部分にのみ色がついているタイプです。瞳の輪郭を自然に強調したい方に向いています。
レンズの使用期間
カラコンには使用期間が定められています。1Dayタイプは、1日のみ使用できるレンズで、開封して一度装用したレンズを外すと、再利用はできません。お手入れが不要なため、毎回清潔なレンズを使用できるのがメリットです。
2Weekタイプは2週間同じレンズを使用できます。レンズを外した後は毎回お手入れが必要ですが、頻繁に使用する場合は1Dayタイプよりもコストを抑えられる点がメリットです。レンズの使用期間は、お手入れの手間とコストを考えて検討すると良いでしょう。
自分に合ったカラコンを購入する3つの手順

自分に合ったカラコンを購入するには、正しい購入手順を知ることが大切です。ここでは、カラコンを購入する手順を3つのプロセスに分けて解説します。
1.まずは瞳のプロに無料相談
カラコンを購入する際は、コンタクトレンズ専門店に常駐する瞳のプロに相談することをおすすめします。「カラコンにはどのような種類があるのか」「費用はどのくらいかかるのか」「どのようにお手入れするのか」など、気になる点を解消することで安心してカラコンを購入できます。
2.眼科を受診して「処方(指示書等)」をもらう
カラコンは目に直接装用する「高度管理医療機器」に該当し、購入する際は眼科で視力や目の状態を検査し、「処方(指示書等)」を受ける必要があります。眼科では、カラコンの取扱い方やお手入れの方法も指導してくれます。
眼科受診時には、健康保険証と検査料が必要です。検査料は1,000円~1,500円程度が一般的ですが、詳細を知りたい方は眼科に直接問い合わせましょう。
3.コンタクトレンズ専門店で購入
眼科を受診して受け取った「処方(指示書等)」を持参し、コンタクトレンズ専門店でカラコンを購入します。カラコンは、ネット通販や量販店でも販売されていることがありますが、最初は直接店舗で購入するのがおすすめです。
店舗でスタッフと相談しながら選ぶことで、レンズ選びを失敗するリスクが減らせます。また、多くの商品は購入したその日に受け取りが可能なため、すぐにカラコンを使用できるのもメリットです。
カラコンの相談&購入は「アイシティ」がおすすめ!

「アイシティ」は、カラコンを含むコンタクトレンズの知識に精通した「瞳のプロフェッショナル」が常駐するコンタクトレンズ専門店です。カラコンに関する相談や購入は、ぜひアイシティをご利用ください。ここでは、アイシティをおすすめする理由を紹介します。
「らくらくWeb登録」で初回割引が適用!
「らくらくWeb登録」は、アイシティを初めてご利用の方向けに仮会員証番号を発行するシステムです。アイシティ公式サイトの登録フォームに名前やメールアドレスを入力すれば、仮会員証番号を発行できます。
アイシティの店舗で仮会員証番号を提示することで、店頭価格(税抜)の25%オフでカラコンを購入できます。また、店頭での会員登録申込書への記入が省けるため、買い物もスムーズです。
充実したアフターサービス&2回目以降のお得なプラン
アイシティはアフターサービスが充実しており、購入したカラコンが合わなかった場合や使用しているうちに視力が変化した場合でも、交換・返品が可能です。パッケージ開封後の商品も交換・返品の対象で、安心して購入できます。
また、2回目以降の購入では「ほしいとき便」「おトク定期便」が利用できます。ほしいとき便は、カラコンをほしいときにほしい分だけ割引価格でネット注文できるサービスです。
おトク定期便は店頭価格の25%オフで定期購入でき、毎月送料無料で商品が自宅に届くため、カラコンを頻繁に使用する方に向いています。なお、おトク定期便は店頭でのお申し込みが必要です。
まとめ

含水率とは、コンタクトレンズに含まれる水分の割合を示す数値です。含水率はレンズの柔らかさや装用時の感触に影響するため、カラコンを購入する際にはチェックしましょう。また、レンズの色や種類、使用期間もカラコンを選ぶときに検討したいポイントです。
カラコンデビューしたい方やカラコンに関する疑問がある方は、ぜひコンタクトレンズ専門店のアイシティへご相談ください。アイシティの店頭では瞳のプロフェッショナルがカラコンに関する疑問や不安を受け付けており、購入やその後のアフターサービスまで丁寧にサポートいたします。